東大阪産さつまいもの芋焼酎完成、試飲会を開催
2020/07/27
7月12日、東大阪市農業振興啓発協議会（東大阪市、ＪＡ大阪中河内、ＪＡグリーン大阪）は、「大人のための農業体験プログラム・いも」の取り組みで完成した焼酎の試飲会を開き、植え付けに参加した約15名が参加。席ごとの距離の確保、アルコール消毒の徹底、テーブルには飛沫感染防止の防護板を置くなど、新型コロナウイルス感染症対策を十分施して行いました。
このプログラムは、東大阪市内の農地を守るため、農作業の体験を通じ、都市農業に理解と関心を高めてもらう目的で行っています。参加者は、市内に在住しているか、在勤、在学中の20歳以上の成人が対象。取り組みは今回が６回目で、大阪エコ農産物の認証を受けたサツマイモを昨年５月に植え付け、11月に収穫し、約２トンを長崎県佐世保市の酒造メーカー「梅ヶ枝酒造株式会社」に運び芋焼酎に加工しました。
製造過程で必要な米こうじの原料となる米も、東大阪市産を使っている。発酵・蒸留・ろ過などを経て、まろやかにするため半年ほど寝かし、今年の６月に１、８リットルの焼酎、約330本などが完成しました。
試飲会では芋焼酎を水割りなどで提供し、東大阪市内のフランス料理店「ふれんちん」が地元産野菜を使って作ったオードブルも用意しました。
参加者は「甘みと香りがすごくいい」「すっと口に入ってくる」など自分たちで育てたサツマイモを使った芋焼酎の仕上がりに満足げな様子でした。
完成した焼酎は、ＪＡ大阪中河内の農産物直売所「畑のつづき」各店と、ＪＡグリーン大阪の加工部「ハッピークラブ」で一般向けに販売します。
